私の周りで起きた「とんでもない話」についてご紹介したいと思う。
面接での出来事だ。やはり100回以上も面接をすると、ドラマがある。
面接中に応募者様の携帯電話に着信があった。しかも音ありである。どうするのか様子を伺っていたところ、面接中にも関わらず、当たり前の様に受話をして話し始める応募者様。
会話は「もしもし、うん。うん。オッケー、それで!!」という感じだったので何を話したのか分からなかったが、私は面接中だとしても受話する必要がある超緊急な電話の可能性を信じた。
これは上記の通り、面接中に架ってってきた電話をごく自然に応募者様が受話した事から生まれたケースである。
『友達が多い』
私「大丈夫ですか?何か緊急事態でしょうか?」(受話などあり得ないですが一応遠慮した聴き方をした)
応募者様「いえ、大丈夫です。今週末友達と会うんですけど、会う時間の確認だけだったんで」
私「ん!??」
私の?満載の表情をくみ取って応募者様は続ける。
応募者様「ぼく友達多いんですよ。しかもこうやって頼られてばっかで困ってます」
私「そうなんですね」
応募者様「そうなんです!なので仕事でも頼れるの好きです!御社でもリーダーシップ発揮できると思います!」
未だに目に焼き付いているのだが、この際、応募者様はラッパーのような仕草でポーズを決めていた。本当に疲れた。
面接にかかってきた電話をとる→どうでもいい用事で会話する→友達が多い→リーダーシップとれる→貢献できるというロジックは斬新でしたが不採用となりました。
彼がその後、転職活動がどうなったかは分からない。