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名役者の豪華共演『鍵泥棒のメソッド』は、中身が入れ替わるサスペンス?

歴史モノ以外の邦画は、あまり観ないのですが、観ていない人にはぜひ観てほしい!と思える作品でした。堺雅人さんと香川照之さんの豪華共演ですが、脚本自体が秀逸で面白いです。

夢はあるものたいした努力もしない堺雅人さん、考えに考えてグレーな仕事をするも頭で稼ぐ香川照之さん、香川さん同様に努力を重ねて編集長にのぼりつめた広末涼子さん。全く関わることがないはずの他人の3人が絶妙に絡み合っていきます。

派手なアクションはないですが、笑いあり、感動ありの名作邦画です。

『鍵泥棒のメソッド』は、2012年9月15日公開で、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞した作品。作品の上映時間は128分、Yahoo!映画でも4.1の高評価、そんな『鍵泥棒のメソッド』(かぎどろぼうのメソッド)をご紹介します。

 

 

 

あらすじ

何事も計画を立ててからでないと行動出来ない水嶋香苗(広末涼子)が新たに立てた計画は、目標の期日までに結婚するというものだった。また、法外な報酬で仕事を請け負う凄腕の殺し屋『コンドウ』こと山崎信一郎(香川照之)は、仕事を遂行した際に僅かな返り血を受け、手近な浴場へと車を走らせる。そして、計画性皆無の三文役者桜井武史(堺雅人)は人生に行き詰まって自殺を図るが失敗し、おもむろに開けた財布に銭湯のタダ券を発見する。

桜井は出掛けた銭湯で、分厚い財布を持つ羽振りのいい山崎をチラ見する。その後、風呂場で山崎が足を滑らせ失神すると、桜井はそれに乗じてロッカーの鍵をすり替える。山崎は意識不明で病院に搬送されるが、頭を打ったショックで記憶を無くしており、所持品から自分を「桜井武史」だと思い込んでしまった。桜井は山崎の車を乗り回し、山崎の家にまで上がり込む。

一方、自分を桜井と思い込んでいる山崎は退院の日、記憶喪失に困惑しながら香苗と出会う。良心的な香苗はその日以降、山崎の世話を焼くようになった。香苗は山崎と接するにつれ、共通点の多さや真面目な性格、向上心や努力する人柄に触れ、遂には山崎に結婚を申し込む。そんな日々の中、とうとう山崎に記憶の戻る時が訪れ・・・。

(出典:Wikipedia)

 

 

おすすめポイント

情けない男を演じる堺雅人の演技
堺雅人さんは、ダメ人間を演じるのがうまいですね。そこに映る堺雅人さんは、とても大河で真田幸村を演じた男とは思えません。情けなく自信がなさそうな表情、言い訳ばかりの言動。どれもとっても大成しないダメ男です。

そんな男を完璧に演じられています。実際の堺雅人さんは優秀な役者であること知っているので尚更見入ってしまいます。ダメな桜井(堺雅人)は綺麗に片づけられていた山崎(香川照之)の家に入り込んで生活をしますが、すぐに散らかします。生活もお金の使い方もだらしなく、そんなんだから売れない役者なんだよと思ってしまうほどです。

ハイパフォーマーを演じる香川照之の演技
演じるというか、香川照之さん自体もハイパフォーマーですが、劇中でも出来る男を演じられています。記憶喪失になり、自分を売れない役者である桜井(堺雅人)と思い込んでいる山崎(香川照之)は、家にあった日記や生活水準をみて悲しくなります。しかし、持ち前の勤勉さと努力でメキメキと才能を発揮し、記憶喪失で入れ替わってから早々に、役者としての第一歩を踏み出していきます。

観ていると、出来る人間は何をやっても出来るんだなぁと改めて感じました。そんな香川さんの演技ですが、最も印象深かったのは、広末涼子さんの家でクラシックを聴くシーンです。

自身もクラシックを聴いていた香川照之さんは聴いている内に記憶が戻ります。聴いている中で「はっ」となり、表情が変化していくのですが、売れない役者の優しい表情が凄腕の殺し屋の顔になっていくのは見事でした。

本作品は、香川照之さんが殺し屋役なのですが、最終的に誰も傷ついてない良質な名作です。

まだ観たことがないと方はぜひ一度観てください。

 

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